むちうちの症状と後遺症
むちうちとは
外傷の起こり方から来た言葉です。衝撃により身体が鞭のようにしなり発生する ところからそういわれています。めまい、耳鳴り、吐き気・頭痛、首の痛み・肩から腕にかけてのしびれ 握力などの筋力低下などが起こります。

ムチウチの症状

むち打ちの症状は交通事故による外傷としては高い確率で発生します。 事故直後は、事故のショックや興奮状態にあることで自覚症状がなくても、翌日や翌々日になって痛みなどの症状がでてくることがあります。
受傷直後の検査で異状が認められない場合でも、数日後むち打ちの自覚症状が出ることもあります。

ですから、受傷時に特別な症状がないからといってむち打ち損傷を否定することはできず、少なくとも数日安静を保ち経過をみる必要があります。 首の周りには、頭部〜顔面〜上肢へいく血管、神経がたくさん通っていて、 その血管や神経が事故の衝撃により障害を受けることにより、それらの血管、神経の支配領域のすべてに病態が 発生してもおかしくないからです。 また、頚部の交感神経の障害により、自律神経失調症と同じような「バレ・リュー症候群」などになることもあります。
むち打ちで問題になるのは、被害者の治療期間が長期に渡る場合です。 保険会社は、むち打ちは3ヶ月程度で完治するものだと主張してくることが多いです。 3ヶ月を超えて治療を続けていると、そろそろ治療費を打ち切りにしたいなどといってきたりします。 このような場合、大事なのは医師の判断です。 保険会社のいいなりになるまえに、ご相談ください。

ムチウチの原因

スポーツ時になる方も多々いますが、交通事故でのむちうちが一番おおいです。交通事故によるむち打ち損傷の発生頻度は自動車内の座席の位置により異なるもので、運転者を除き、助手席が35%、運転席の後部座席は35%、助手席の後部座席では60%というデータもあります。
交通事故など受傷直後にむち打ち損傷として特有な症状を呈するものは少なく、数時間後から翌日に出るものが多く、 全体の70〜80%をしめ、24〜48時間後に出るものが10〜15%で、その他、1〜3週間後に発症するものもあります。

ムチウチの予防

車の衝突事故で最近ではエアークッションを利用していても首を捻ったり、もしくは体のどこかを傷めたりというケースがあります。ですが、そのどれもがシートベルトを正しく装着していないからで、装着をしっかりとしていた人はせいぜい打撲をする程度ですんでいます。 また、シートベルトをたるませての衝突事故で、首筋を痛めたというだけではなく頭をガラス面に強打してそのまま意識不明になってしまったという人がいます。 最近のシートベルトはボタン一つである程度の締め付けを操作出来るので、これから車で遠くに出かける際にはシートベルトの締め忘れ、そして締めの強弱には注意をしましょう。

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